2021年12月某日
勤務先の病院にて、S院長と廊下で出会う。
S院長は名実ともに優れた医師なのだが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざ、そのままの人物である。
自分もけっこう長く医療業界にいるが、いままで会ったことのないタイプの先生で、職員を大事に思ってくれるとても優しい方だ。
S院長とはこの病院の開設準備期間からのお付き合いとなる。
くろまる)院長お疲れ様です。
S院長)お疲れ様。最近、体調の方はどう?
くろまる)色々ありまして・・・(相変わらずHbA1cが下がらない事を報告する。)
S院長)クリニックの先生は何と言ってるの?
くろまる)もう少し様子見てみましょうと言われました。
S院長)全然、(血糖)コントール出来てないじゃん! 医者、変えた方がいいよ。
くろまる)いやあ、家族もお世話になっていますし、なかなか自宅の近くには専門のクリニックもありませんし・・・。
S院長)わかった。何かあったら言ってね。紹介状書いてあげるから。
くろまる)ありがとうございます。
他の科のお医者さんから見てもあのクリニックはおかしいのか・・・
(今考えると、この時に違う病院を紹介してもらったら、また違う展開になっていたのであろうかと思うところがある)